市場:ベトナム・VND
要点
- 表面利回りは、年間家賃を住宅価格で割った値です。
- 実質利回りは空室期間・管理費・修繕費・税金を差し引き、住宅価格に購入費用を足した額で割ります。
- 2つの物件を比べるときは、同じ方法で計算した実質利回り同士を比べてください。
売り手や仲介業者は「この物件なら年5%で貸せます」とよく言います。その数字はたいてい表面利回りです。実際に1年貸したあと手元に残る金額はそれより少なく、この記事ではその計算方法を説明します。
表面利回り
表面利回りは、年間家賃を住宅価格で割った値です。
例: 価格30億のマンションを月1,200万で貸す場合、年間家賃は14,400万です。表面利回りは14,400万を30億で割った4.8%になります。
この数字は計算が簡単で絞り込みには使えますが、12か月すべて入居者がいて、費用が一切かからないという前提に立っています。
実質利回り
実質利回りは、実際にかかる費用を差し引きます。
- 空室期間: 入居者がいない月、または次の入居者を探している期間。
- 管理費と、年間の修繕・修理費用。
- 家賃にかかる税金: 年間の賃貸収入が一定の基準額を超えると課税されます。基準額と税率は税法で定められているので、物件所在地の税務署に確認してください。
分母も住宅価格だけでは終わりません。購入時に登録料 1や公証手数料 2などの費用を追加で払っているからです。購入費用計算機でこの金額がわかります。
実質利回りの計算例
同じく価格30億、月1,200万のマンションで考えます。年に1か月空室で、管理・修繕に年1,200万かかるとします。
- 実際に受け取る家賃: 11か月 × 1,200万 = 13,200万。
- 費用を差し引く: 13,200万 − 1,200万 = 12,000万。
- 分母: 価格30億に登録料1,500万と公証手数料220万を加えた約30.17億。
- 実質利回り: 12,000万を30.17億で割った約4.0%。家賃収入にかかる税金はまだ差し引いていません。
4.8%が約4.0%まで下がりました。この例の数字はすべて仮のものです。ご自身が検討している物件の価格・家賃・費用に置き換えて計算してみてください。
ローンを組む場合
借入で購入する場合、銀行に支払う利息がもう一つの大きな費用になります。月々の家賃収入と月々の返済額を比べてください。特に優遇金利の期間が終わったあとは要注意です。ローン計算機でこの金額を確認できます。
法的根拠
関連ツール
関連用語
- 登録料 (lệ phí trước bạ)
住宅の所有権登録時に買い手が国に一度だけ納める料金で、住宅価格に対する割合で決まります。
- 公証手数料
住宅売買契約を認証する際に公証役場が徴収する手数料で、契約金額の段階に応じて決まります。
- 中古
すでに権利証を持つ所有者から購入する既存住宅です。
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